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Apple社2019年に発売する予定のiPhoneに5G通信モデム検討中

Apple社のサプライチェーン担当者は2019年に発売する予定のiPhoneに、5G通信モデムをSamsungMediaTekIntel等の企業から検討中とのことです。

 

5G(第5世代移動通信システム)の利点

最近話題になっている5G(第5世代移動通信システム)ですが、通信速度は現在通信システムの主流となっている4Gの約100倍の通信速度になると言われています。

 

 

G通信

G通信

通信速度

毎秒に数M(メガ)から数十M(メガ)ピーク時には数百M(メガ)

毎秒数百M(メガ)から1G(ギガ)ピーク時には10G(ギガ)

 

Gの強みは速度以外に通信容量に関わる同時接続台数も大幅に増加します、今後更に通信機器の増加は予想され、スマートフォン、PC、カメラ、ドローン、家電、自動車をはじめとする乗り物に関わる機器等、あらゆるものが通信機器に接続されるようになり、通信トラフィックは2010年から2020年にかけて約1000倍に増加するといわれています、また、5Gは遅延に対しても4Gの10分の1秒、約1ミリ秒を目標に策定されています。

 

  

 

既に始まっている5G戦争

 

アメリカのロサンゼルス、サクラメント、ダラス、インディアナポリスの4都市のごく限られた場所ではありますが、5G技術のテスト的な商用化が始まっています、また、世界中の大都市を中心に5Gの設備は着々と進んでいます、スマートフォンでいえば、まだどの企業も5G対応は発売していませんが、2019年にはいくつかの企業で5G対応スマホについて発売の準備をしています、Appleも他社に先を越されないよう5G対応を急いでいると考えられます。

 

 

 

Appleの5G動向

 

冒頭で記載したように、Apple社のサプライチェーン担当者は2019年に発売する予定のiPhoneに、5G通信モデムをSamsungMediaTekIntel等の企業から検討中」と伝えています。

現在クアルコムとAppleは通信機能についての特許紛争をしていますが、その裏には、Appleが使用する通信モデムを、クアルコムが独占しようとしていた背景が見られます、Appleはクアルコムの通信モデムを使用していた時期に、通信モデムの多様化(複数のサプライヤとの取引)を進め、各サプライヤのモデムを組み合わせる予定でした、クアルコムはそれに対して否定的だったため、このような特許紛争に発展しています、後にAppleIntel製のモデムに変更し現在に至っています、今後5G通信モデムについては、Appleはサプライヤの多様化をすすめています。

このような状況で問題もありますが、出来れば2019年モデルiPhoneにも5G搭載を期待したいです。

 

iPhoneの5G対応モデルが2019年発売になれば、当然買い替え需要はとても大きなものとなるでしょう、しかし、5G対応モデルについては2020年に延期するのではないかとの噂も出ています、今後の5Gについての動向が気になるところです。